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『おまえなぁ、このままやと2000%成功でけへんで。』

主人公・「僕」の目の前に、突然現れたゾウ姿をした神様の“ガネーシャ”。
関西弁を喋るこの胡散臭い神様と、成功契約を結んでしまった僕がガネーシャの出す課題をこなしていけば、確実に成功すると言われるが、果たして成功できるのか…
で、始まる「笑えて」「泣けて」「タメになる」自己啓発本でありながらもストーリーを楽しめる実践的な小説です。
ここで出てくる神様”ガネーシャ”は、すぐにすねるし嘘をつく、甘い物好きでタバコもやめられない、というまったく神様らしくない神様ですが、その神様が僕に命じる課題は「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。
そんな事で本当に成功できるのでしょうか。。
夢をかなえるゾウ (単行本)
水野敬也 (著) 定価1680円 飛鳥新社
四六判並製/2007年8月刊/ISBN978-4-87031-805-2
http://www.yumezou.jp/index.html
夢をかなえるゾウ

ところで、ガネーシャとは

ヒンドゥー教の神の一人で、4本の腕を持ち、体は人間で、頭は片方の牙の折れた象の姿をしています。
障害を取り去り、また財産をもたらすと言われ、「商業の神・学問の神」と言われています。
仏教でも、歓喜天(聖天)と呼ばる仏の一人とされています。
そんなキャラクターが出てきますから、中には「この本は”宗教本”か」と思う方もいるかもしれませんが、内容としてはその類ではなく、あくまでも自己啓発のための実践法を書いた本だと思います。
だいたい、主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけの神様として描かれてますから、宗教本だとしたら、信者に怒られそうなキャラクター設定ですよね。
この神様”ガネーシャ”と主人公”僕”との掛け合いで『夢をかなえるゾウ』は漫才タッチに仕上がっていて、数ページに一度は爆笑してしまうめちゃめちゃ楽しい本です。

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読むだけで成功する!?

世の中にはこんなに多くの成功法則書、自己啓発書があふれていますよね。
でも、読んで成功したという人はごく少数でしょう。
逆に、読んだけれども自分が成功していない、している感覚がない人が殆どではないでしょうか。
そして、「そんなもの読んでも、何にもならない」なんて思っている人も多いことでしょう。
でも、それはもしかしたら、本に書かれていることを知っていても、「実践できなかった」ことや、本に書かれていたことを次第に忘れてしまうのが原因だということも考えられるでしょう。
その点については、この本でも指摘されています。
そこを『夢をかなえるゾウ』は、「誰もが実践しやすいように」。また、「読み終えてもきちんと内容が頭に残るように」構成されています。
そして、それらを実践するために勇気づけてくれるストーリーとなっています。
なので、自己啓発関連の本を始めて手にする人は勿論、多くの自己啓発書を読んだ方でも、手にとってみて損は無いと思います。




Copyright © 2008 話題の本 『夢をかなえるゾウ』

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